年齢を感じさせないフレッシュな状態のグリュイエール(撮影:井内利彰)
府中Sを勝った後の
エプソムCは3着だった
グリュイエール(栗東・藤原英昭厩舎)。今朝22日は次走予定の新潟記念(9月2日・新潟芝2000m)に向けた1週前追い切りを戸崎圭太騎手を背に行っている。
朝一番、馬場開門と同時に入場して、まずはBコースを半周。その後、坂路馬場へ移動して
ロードダヴィンチとの併せ馬、相手が4馬身ほど先行してのスタートとなった。テンの入りは16.1秒と遅かったが、行きたがる様子もなく、スムーズに追走。
先行が程よいラップで加速していき、その差をひらくでもなく、詰めるでもなく、最初の距離感を保ったままで後半へ。3F目の標識でぐんと加速すると、ここで一気に前との差が詰まっていき、ゴール前では楽々と交わしていく。
結局、1馬身ほど先着。時計は4F55.1〜3F39.0〜2F24.7〜1F12.3秒と全体時計は遅かったが、その分、後半はきっちり速い数字をマークしている。6歳という年齢だが、長期休養を挟んでいることもあって、馬はまだまだフレッシュな状態。それを感じさせる動きだったと思うし、新潟芝外回りの長い直線は最適ではないだろうか。
(取材・文:井内利彰)