◆第42回マイルCS・G1(11月23日、京都競馬場・芝1600メートル)追い切り=11月19日、栗東トレセン
史上7頭目の連覇を見据え、気合十分に駆け上がった。
ソウルラッシュ(牡7歳、栗東・池江泰寿厩舎、父
ルーラーシップ)は昨年のマイルCSの当該週と同じく、栗東・坂路を単走。雨で少し水分を含んだ馬場をものともせず、リズム良く
スピードに乗った。しっかりと追われて、53秒7―12秒1をマークした。
池江調教師は「時計的には(去年と)同じくらいだったけど、馬場が重かったぶん、ラスト1ハロンの反応、弾け方は去年のほうが良かった」と冷静に語る。それでも「コンディションは去年と変わりない」と力を込めた。
下り坂を利用して
スピードに乗せられる京都外回りは最も合うコースだ。「勝負どころで一瞬置かれる点を補ってくれる。なかなか連覇は難しいが、まずはしっかり
ソウルラッシュの力を出せるように」と指揮官。気負わず、自然体で臨んだ先に2年連続の栄冠が見えてくる。(山本 理貴)