【万哲の馬場予報】セントウルS(阪神芝)「馬場悪化で重視すべきはスピードではなく道悪適性?」

2018年09月08日 17:30

直前まで天気と馬場状態には注目が必要

 毎週欠かさず馬場に関する情報を収集し、自身の予想に反映させるというスポーツニッポンの“万哲”こと小田哲也記者が、“予想に役立つ馬場情報”をコンセプトに、重賞が開催されるコースについて、当週の降水量・前日のレース結果等を踏まえた主観的意見から、よりライブな馬場状態を解説する。

【セントウルS(阪神の芝傾向)】
 中山とは対照的に、阪神はレース中も断続的に雨が降り、芝は重馬場で終日開催。ただ開幕週とあって、時計は極端に遅くはない。

 10R・野分特別(芝1800m)を3番手から抜け出して勝ったクリノヤマトノオーは1分47秒4。同馬は今年4月の難波S(2着=阪神芝1800m)でも同舞台を走り、当時は稍重で1分47秒6。

 12R・3歳上500万下(芝1400m)を逃げ切った4番人気メイショウモウコが1分20秒8。

 まだ芝の傷みが進んでいない分、土曜最終時点では通常開催の「稍重」程度の時計の出方と見ていい。

 土曜の芝競走は6鞍施行。勝ち馬の最終4コーナーの位置は「2番手、5番手、3番手、5番手、3番手、1番手」。下が湿った影響で切れる脚を使いにくい分、好位組が優勢だった。

 ただ、問題は日曜の阪神の天候。兵庫県宝塚市の予報は雨時々曇で降水確率80%。正午すぎから午後6時頃までは1時間に8ミリ前後の強雨で、予報通りだと「不良」まで悪化する可能性もある。

 こうなると、実質「稍重」程度だった土曜とは一転して、完全な道悪競馬。場合によっては水が浮く可能性もあり、道悪の巧拙が問われてくる。

 セントウルSは例年なら1分7秒台の決着だが、今年はスピードが殺され、勝ち時計は1分9秒〜10秒台まで落ちる可能性も。日曜の天気の動向、レース傾向を見極めていただければと思う。

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