的場文男騎手騎乗のシュテルングランツが勝利(撮影:高橋正和)
19日、大井競馬場で行われた第55回東京記念(3歳上・ダ2400m・1着賞金3200万円)は、スタートを決めて先手を取った的場文男騎手騎乗の2番人気シュテルングランツ(牡7、浦和・小久保智厩舎)が、そのままゴールまで逃げ切り、2着の1番人気カツゲキキトキト(牡5、愛知・錦見勇夫厩舎)に3馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分36秒5(不良)。
さらに2馬身差の3着に8番人気ユーロビート(セ9、大井・渡辺和雄厩舎)が入った。なお、3番人気クラージュドール(牡8、船橋・川島正一厩舎)は12着に終わった。
勝ったシュテルングランツは、父ステイゴールド、母トゥースペシャル、その父Two Punchという血統で、これが重賞初制覇。今月7日に62歳の誕生日を迎えた鞍上の的場文男騎手は、これで38年連続重賞勝利を達成。また、自身が持つ重賞最年長勝利記録を更新した。
【的場文男騎手の談話】
――有力馬がすぐ後ろでマークしていましたが。
前回いい勝ち方だったので、同じ感じで行けばいい競馬ができると思っていました。走り出すとカッとなる部分がある馬ですが、今日はすぐに折り合いました。そのあとは、これはという手ごたえで、これはなかなか止まらないなという感じでした。
――この馬は長距離が合っていますか?
そうですね。ちょっとがーっと行くような折り合いの難しいところもありますが、折り合えば距離はいいようです。
――先日62歳のお誕生日を迎えられまして、最年長重賞勝利も更新されました。
いえ、本当にファンの皆様のご声援と、関係者の皆様のおかげです。感謝の気持ちで一杯です。