全盛期の走りを彷彿とさせるサトノダイヤモンド(撮影:井内利彰)
1番人気に支持された宝塚記念は6着に敗れた
サトノダイヤモンド(栗東・池江泰寿厩舎)。今秋は京都大賞典(10月8日・京都芝2400m)からの始動になるが、今朝20日はレースで初コンビとなる川田将雅騎手が跨って、レースに向けた2週前追い切りを行っている。
朝一番のCWコースに
スプマンテとともに入場。6F標識地点で4馬身ほど追走する内容だったが、道中の走りっぷりが違う点は先週の当ニュースでもお伝えした通り。今週はここに力強さが加わってきて、走るフォームに安定感が出てきた。
最後の直線は内から前を捕まえに行くが、ここで並びかけていく時の
スピードが絶好調時のそれ。もたつくことなく、あっさりと前を交わすと、そのまま先着でのゴールとなった。
時計は6F82.7〜5F67.3〜4F52.5〜3F38.2〜1F11.7秒。数字はこの馬として特筆するほどではないが、動き自体が本当に変わってきた。というよりも連勝時の迫力を見せつつあるだけに、あと2週であれば十分すぎるくらいの状態になるのではないだろうか。
(取材・文:井内利彰)