いまひとつの追い切り時計であったテイエムジンソク(写真奥、撮影:井内利彰)
今年のフェブラリーSでは2番人気に支持されたものの、12着に敗れ、その後の平安S、帝王賞でも6着と昨年の強かった姿が影を潜めてしまった
テイエムジンソク(栗東・木原一良厩舎)。秋は日本テレビ盃(10月3日・船橋ダート1800m)から始動。今朝26日はレースに向けた追い切りを行っている。
CWコース。古川吉洋騎手が跨り、
ペプチドシャプネスを追走する内容。馬場入りは大人しく、2コーナーまではゆったり走るのはこれまでと変わりない。向正面に入ると、行きたがるような素振りを見せるのがこれまでだったが、今回はかなり落ち着いた様子で走っていた。
最後の直線は内から前を捕まえに行ったが、前半脚をためているはずなのに、思ったほど伸びてこない。最後は相手の手応えの余裕がある感じで同入するのがやっと、という状態だった。
時計は6F85.2〜5F69.0〜4F54.2〜3F39.6〜1F13.1秒。正直、数字だけでは全く評価できない。しかし、素軽い走りをするタイプなので、ウッドチップを入れ替えて走りにくい馬場に苦労したとも判断できる。いずれにせよ、レースまで少し時間があるだけに、今後の動きにも注目してみたい。
(取材・文:井内利彰)