東京11Rの第1回アイルランドトロフィー(3歳以上GII・牝馬・芝1800m)は4番人気
ラヴァンダ(岩田望来騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分45秒7(良)。半馬身差の2着に6番人気
アンゴラブラック、さらにクビ差の3着に5番人気
カナテープが入った。
ラヴァンダは栗東・中村直也厩舎の4歳牝馬で、父
シルバーステート、母ゴッドパイレーツ(母の父
ベーカバド)。通算成績は16戦3勝。
レース後のコメント
1着
ラヴァンダ(岩田望来騎手)
「道中からすごく雰囲気良く進められていたので、あとは伸びてくれるだけだと信じていました。外枠でしたし、他に行く馬がいたら行かせてその後ろと考えていました。プラン通りの競馬が出来たと思います。本当にレースセンスが良い馬だと感じています。逃げも追い込みも出来ますし、操縦性が高いところがこの馬の一番の強さだと思います。(自分自身)最近は地方交流の重賞しか勝っていなかったので、ここでJRAの重賞を勝ててホッとしています。この馬の走りが出来ればGIでも通用すると思っていますし、応援していただけたら嬉しいです」
(中村直也調教師)
「力があると思っていて、どこかで重賞をひとつ勝てればと思っていたので、勝ってくれて良かったです。6月の府中牝馬Sは暑かったこともあると思いますし、競馬なので展開もありますからね。(この馬は)乗り役がやりたいように乗れるのが良いですね。(自身にとって)アイルランドには縁があるので、(第1回アイルランドTを)勝ててよかったです」
2着
アンゴラブラック(戸崎圭太騎手)
「この馬のレースはできました。内枠でロスなく運べました。逃げた馬の後ろから、終いを伸ばすイメージでしたが、その通りの競馬ができました。最後は盛り返していましたが、外に一頭いましたね。力を付けていますし、これからも頑張ってほしいです」
3着
カナテープ(佐々木大輔騎手)
「ゲートは上手く出られました。しっかりと前に壁を作りながら脚を溜めることができました。直線で前の2頭がバテそうだったので、早めにパスしましたが、
マックスのギアに上げるのが早かったです。結果的にもう少しジワジワとゴールに向かって上げて行きたかったです」
4着
ライラック(石川裕紀人騎手)
「僕が乗ったなかで過去一番の状態だったので、自信を持って乗りました。この馬の決め手を生かす競馬に徹して、道中は最高の手応えでした。直線に向いても伸びていますが、勝ち馬の決め手が上という感じです。馬もまだまだやれます。賞金を加算したかったですが、潜在能力の高さを再確認できました」
5着
セフィロ(横山和生騎手)
「この馬のリズムを大事にして、持っている武器を生かすことだけを考えていました。素晴らしい内容だったと思います」
6着
ホウオウラスカーズ(木幡巧也騎手)
「枠がもっと内だったら、ひとつふたつ前のポジションを取れたと思います。この馬なりに走ってくれました。前走は上手くはまった感じですが、今日もこれだけやれましたし、こういう競馬を続けていければ良いと思います」
7着
アドマイヤマツリ(武豊騎手)
「良いペースで行けて、折り合いは問題ありませんでした。しかし、最後の100mで苦しくなってしまいました。久々で体が増えていたぶんもありましたし、次はさらに良くなると思います」
8着
リラボニート(横山武史騎手)
「スタートはある程度決まって、ポジションも悪くありませんでした。終いも手応え良く、良い感じで反応してくれましたが、最後は脚色が鈍ってしまいました。それでも重賞初挑戦でよく頑張ってくれました。乗りやすくて、良い馬です」
9着
ボンドガール(C.ルメール騎手)
「道中は落ち着いて走れました。折り合いも良かったです。勝った馬の後ろぐらいにつけて直線に向きました。しかし加速できず、伸びませんでした。(敗因は)よくわかりません」
10着
セキトバイースト(浜中俊騎手)
「休み明けでしたが、雰囲気は悪くありませんでした。競馬の形としても良いところで運べました。最後は伸び切れませんでしたが、次は変わってくれるのではないかと思います」
12着
サフィラ(松山弘平騎手)
「体が増えて、出来も良さそうでした。スタートは良かったですが、外枠で厳しかったです。壁を作って走らせたかったのですが、そうはならなかったです」