年齢を重ねてなお完成度が増しつつあるシュヴァルグラン(写真奥、撮影:井内利彰)
昨年と同じく、秋は京都大賞典(10月8日・京都芝2400m)から始動予定のシュヴァルグラン(栗東・友道康夫厩舎)。今朝27日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。
藤岡康太騎手が跨って、CWコースで3頭併せ。バックドアルートが先頭、アドマイヤキングが続いて、最後方からシュヴァルグランという隊列。6F標識では先頭と7馬身くらいの差があったが、先頭が速かったので3コーナーでペースを落として全体的な差が縮まっていく。
そこから再び先頭が加速して、3頭がスピードに乗った状態で最後の直線へ。最内のシュヴァルグランはここから先頭に並ぼうとして仕掛けられるが、馬場が悪いこともあり、スッと加速はできない。それでも残り300mくらいの地点ではしっかりとスピードに乗って、ゴールでは最先着していた。
時計は6F81.3〜5F66.8〜4F52.6〜3F38.0〜1F11.8秒。追い切り後の馬体を確認しても、中身が詰まって、緩みを感じない状態。6歳秋にして完成の域に達するのではと思えるくらい充実度だけに、休み明けとはいえ、結果を求められるレースになるだろう。
(取材・文:井内利彰)