ヨークシャーオークスを勝利したシーオブクラス(提供:Racingfotos Ltd)
10月7日にフランスのパリロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞。
昨年の欧州最優秀3歳牡馬のクラックスマン(牡4、英・J.ゴスデン厩舎)は、同レースが良馬場で行われる見込みが高いことから回避の可能性が高いとオーナーサイドが認めた。同馬は稍重・重馬場(Good To Soft・Soft)のレースでは5戦5勝。今年7月のキングジョージ6世&クイーンエリザベスS(G1・芝2400m)と8月の英インターナショナルS(G1・芝2050m)は硬い馬場になりそうなことから回避していた。同様に、バーデン大賞(G1・芝2400m)の2着からとなるデフォー(牡4、英・R.ヴェリアン厩舎)陣営も、馬場が硬い場合には回避の方向。
一方、昨年のエネイブルと同じくヨークシャーオークス(G1・芝2400m)優勝からとなるG1・2勝のシーオブクラス(牝3、英・W.ハガス厩舎)は、馬場が柔らかくなるのであれば回避と示唆していたこともあり、こちらは追加登録をしての出走に現時点では前向き。前哨戦のフォワ賞(G2・芝2400m)を勝利したヴァルトガイスト(牡4、仏・A.ファーブル厩舎)も出走見込み。
また、今年のキングジョージ6世&クイーンエリザベスS(G1・芝2400m)の2着馬クリスタルオーシャン(牡4、英・M.スタウト厩舎)は、追加登録をせず回避となる可能性が高い。