昨年は田辺裕信騎手騎乗のコパノリッキーが連覇達成(撮影:高橋正和)
まずは、過去10年の人気と配当面から。優勝馬は1番人気が6勝と、とにかく強い。2番人気は3勝で、残る1勝も4番人気と伏兵の逆転勝利は望みにくい。
ただし、2着馬に関していえば6番人気が1回、7番人気が1回。3着馬は5番人気が2回、6番人気が1回、7番人気が1回、11番人気が1回と、券種によっては高配当の目も出てくるのが特徴と言える。
過去10年、単勝の平均はわずかに389円だが、馬単の平均は2752円で、2010年に単勝636.3倍のグランシュヴァリエが3着に突っ込んできたこともあって3連単の平均は146787円だ。1・2・4番人気が上位3頭となったケースは4回あるのに対して、1〜3番人気だけで決まったというケースは存在しない。
次に、展開面から。スピードとスタミナを要求される盛岡ダート1600m。優勝馬の脚質は逃げが2勝、先行が8勝、差し・追い込みが未勝利。2着馬は逃げが3回、先行が7回、差し・追い込みがやはりゼロ。昨年、逃げた単勝47.3倍のノボバカラが2着に粘ったように、馬券の狙いは逃げ、先行から積極的に狙いたい。
過去30回において2勝を挙げたのがトウケイニセイ、ユートピア、ベストウォーリア、コパノリッキー、3勝を挙げたのがエスポワールシチー、ブルーコンコルドと、非常にリピーターが強いという一面も持つ。実力勝負のレースで、前年まで2連覇したコパノリッキーが引退した今年は、新たな実力馬が勝ちあがり、日本、いや世界へ飛躍する注目のレースだ。
(文=競馬専門紙『岩手ケイシュウ』編集長・峯村正利)
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