【万哲の馬場予報】秋華賞(京都芝)「前有利ではなく、差しも利くのが今秋の傾向」

2018年10月13日 18:30

京都芝は例年ほどの高速馬場には至っていない

 毎週欠かさず馬場に関する情報を収集し、自身の予想に反映させるというスポーツニッポンの“万哲”こと小田哲也記者が、“予想に役立つ馬場情報”をコンセプトに、重賞が開催されるコースについて、当週の降水量・前日のレース結果等を踏まえた主観的意見から、よりライブな馬場状態を解説する。

【秋華賞(京都の芝傾向)】

 土曜は好天に恵まれ、芝は良馬場で終日開催された。土曜午前5時30分現在のJRA発表の芝含水率はゴール前が9・3%、4コーナーが10・6%と確実に乾きつつある傾向。

 ただ、開幕週の先週も指摘したが、例年ほどの高速馬場には至っていない。開催前のエアレーション、シャタリング作業の影響もあるのだろう。決して、前有利ではなく、差しも利くのが今秋の傾向。

 土曜は芝のレースは6鞍施行。勝ち馬の最終4コーナーの位置は「4番手、3番手、8番手、1番手、4番手、2番手」。メイン11R・大原S(秋華賞と同じ内回り2000m)のように前半5F61秒9の超スローで流れてしまえば、2番手タニノフランケルが差し、逃げたアテンフェスタが2着に残る典型的な「行った、行った」になる。ただ勝ち時計2分1秒1は準オープンとしては遅い(メンバーレベルもあるかもしれないが…)。10R・堀川特別(芝1800m)は4番手からヤマニンエルフィンが伸びたが、4コーナー8番手のレイズアベールが差し迫るシーン。

 日曜は好天予報。馬場が乾燥し、時計は若干速くなることは予想される。ただ、14年ショウナンパンドラ(1分57秒0)や15年ミッキークイーン(1分56秒9)の域まで速い時計が出る状況とは考えにくい。

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