初コンビを組むサングレーザーとモレイラ騎手(撮影:井内利彰)
天皇賞・秋(10月28日・東京芝2000m)に向けた最終追い切りは24日に栗東坂路で済ませているサングレーザー(栗東・浅見秀一厩舎)。今朝25日はこの厩舎のいつものパターン、DPでのキャンターだったが、そこに今回初騎乗となるJ.モレイラ騎手が跨った。
スキッピングロック、ヤマニンマンドールという隊列の最後方から追走。折り合いを欠くようなことはなく、スムーズに走って、きっちり脚がたまるような雰囲気。そのままゴールを迎えたが、ゴールを過ぎて、手綱を少し緩めると少し行きたがるような仕草を見せた。
ここで慌てないのが名手。きっちり姿勢を立て直し、再び収まった走りで向正面まで流していった。追い切りではないにせよ、どんなタイプの馬なのかを知るには有効な騎乗だったのではないだろうか。
(取材・文:井内利彰)