かなり乾いた状態で降水確率は低く、パワーが必要な状況
毎週欠かさず馬場に関する情報を収集し、自身の予想に反映させるというスポーツニッポンの“万哲”こと小田哲也記者が、“予想に役立つ馬場情報”を
コンセプトに、重賞が開催されるコースについて、当週の降水量・前日のレース結果等を踏まえた主観的意見から、よりライブな馬場状態を解説する。
【JBC3競走(京都のダート傾向)】
今週は全国的に晴天続き。当然ダートも乾いている。JRA発表、土曜午前5時30分発表の京都ダートの含水率はゴール前が1.9%、4コーナーが2.1%。東京ダート(3.6%、3.5%)の土曜発表と比べても、かなり乾いた状態。日曜の京都も降水確率は低く、
パワーが必要な状況だ。京都ダートといえば、砂質が軽く時計が出る。また、前が止まらないのが定説だが、少なくとも「高速決着」になる可能性は低い。
土曜はダート戦が6鞍施行。勝ち馬の最終4コーナーの位置は「1番手、2番手、2番手、11番手、6番手、5番手」だった。下級条件だと、ほぼ前で決まってしまう。ちなみに4角11番手から
コンクエストシチーが勝った8R・3歳上500万下(ダート1400m)は前半3F34秒5〜後半3F38秒1と極端な前傾ラップ。勝ち馬の上がり3Fが36秒6だから、タフな展開になると上がりも掛かる。
古馬準オープンの10R・貴船S(ダート1400m)を勝った
ワンダーサジェスは1分23秒5。1400m換算で、通常より0秒4〜0秒8前後は要している。古馬1000万条件の12R・3歳上1000万下(ダート1200m)を勝った
アシャカダイキは1分11秒3。1200mに限れば、極端に時計は掛かっていない。