【マイルCS】逃げ先行馬が苦戦する舞台も、ある程度の位置取りは必要/データ分析(脚質編)

2018年11月14日 18:25

マイルCSの脚質データ(過去10年)

 18日に京都競馬場で行われる秋のマイル王決定戦・マイルCS(3歳上・GI・芝1600m)。過去10年の脚質傾向から分析してみる。

 逃げ馬の馬券絡みは09年マイネルファルケ(2着)、16年ミッキーアイル(1着)の2回。逃げた馬が上位人気馬だったケース自体が多くはないが、良績は少ない。昨年は果敢にハナを奪ったマルターズアポジーが15着に沈んでいる。

 また、4角3番手以内からの馬券絡みも5頭にとどまっている。短距離馬の参戦も多くペースが上がりやすいため、逃げ先行馬には厳しい舞台だ。

 4角10番手以下から馬券に絡んだのも8頭。昨年はペルシアンナイトが4角13番手から追い込みを決めている。4角15番手以下からの直線ゴボウ抜きは10年のダノンヨーヨーが17番手から2着しているのみで、直線まで溜めるだけ溜めての直線一気は難しい。追い込みの印象が強いモーリスやカンパニーも、4角通過は8番手と7番手だった。

 上がり最速馬は7頭が馬券絡み。14年ダノンシャーク、13年トーセンラー、08年ブルーメンブラットが勝利を収めているが、近2年はブラックムーン、ガリバルディが上がり最速を繰り出したものの着外に終わっている。

 上がり6位以下でも13頭が馬券絡みを果たしていることが示す通り、ペースは上がりやすいが、レースの上がりも速くなりやすいため、ある程度の位置取りでそれなりの脚を使えるタイプに最も安心感がある。

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