C.デムーロ騎手と新コンビを組むシュヴァルグラン(写真奥、撮影:井内利彰)
昨年と同じく、京都大賞典からジャパンカップ(11月25日・東京芝2400m)というローテーションで連覇を目指すシュヴァルグラン(栗東・友道康夫厩舎)。当初、騎乗予定だったH.ボウマン騎手が騎乗停止。よって、初コンビとなるC.デムーロ騎手とレースへ向かうことになった。
今朝15日はその初コンタクトでJCへの1週前追い切り。馬の少ない時間帯のCWコースで、アドマイヤコースト、ランブリングアレーを追走する内容だった。ちなみにいつもと違い、メンコを外しての追い切りだったが、これについては「しっかりやりたいので」と大江祐輔調教助手。
6F標識地点での先頭との差は1秒近くあったが、4コーナーから直線に向く区間で前との差を詰めていく。最後の直線はアドマイヤコーストを完全に射程圏に入れたが、外を回ったランブリングアレーには1馬身置かれてしまうような形。ラスト1F標識を過ぎても、その差はなかなか詰まらず、結局、ランブリングアレーには遅れてのゴールとなった。
時計は6F81.4〜5F65.6〜4F50.8〜3F37.2〜1F11.9秒。数字的には陣営が意図したとおり、しっかり負荷をかけることができた。あとは動き自体をどう評価するか、これは最終追い切りの動きと連動させて考えた方がよいかも知れない。
(取材・文:井内利彰)