キャリアを積むごとに成長が感じられるビーチサンバ(写真中、撮影:井内利彰)
阪神マイルの新馬戦を勝ち、続くアルテミスSは2着だった
ビーチサンバ(栗東・友道康夫厩舎)。次走は阪神ジュベナイルフィリーズ(12月9日・阪神芝1600m)を予定しており、今朝22日はレースに向けた2週前追い切りを行っている。
調教時間の中間、馬の少ないCWコースで3頭併せ。前に
ブラヴァス、後ろから
ピボットポイントという隊列の真ん中で追走。それぞれ1秒ずつの間隔があったが、それを保ったまま向正面から3、4コーナーと回ってくる。
最後の直線できれいに3頭が並んで、ラスト1F標識手前から追い比べ。とはいっても、真ん中の
ビーチサンバの手応えは楽々。僅かではあるが、最先着でのゴールに見えた。
時計は6F83.5〜5F67.6〜4F52.7〜3F38.6〜1F12.1秒。数字としてはごく普通だが、騎乗していた藤本純調教助手も「今の時点でこの動きができれば十分です」と笑顔。もともと攻め駆けする馬ではあるが、キャリアを積んで
パワーアップしている印象があるだけに、来週以降は更に上昇カーブを描いてくるのではないだろうか。
(取材・文:井内利彰)