9日に阪神競馬場で行われる阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳・牝・GI・芝1600m)。過去10年のデータを種牡馬別に分析する。
過去10年で最多となる5回の馬券絡みはディープインパクト。3回の馬券絡みでステイゴールド、アグネスタキオン、クロフネが続き、2回の馬券絡みがキングカメハメハ、ダイワメジャー、ハーツクライ、ネオユニヴァース。
ディープインパクト産駒は15頭が出走して2-1-2-10。複勝率33.3%とまずまずの成績を収めている。1〜2番人気に推されていたのは13年のハープスター(1番人気2着)だけで、11年ジョワドヴィーヴル(4番人気1着)、14年ショウナンアデラ(5番人気1着)、17年マウレア(4番人気3着)と中穴クラスの台頭も目立つ。比較的「迷ったらディープ」が効くレース。
クロフネ産駒は9頭出走して0-2-1-6。全て4番人気以下での出走だった中から、09年ベストクルーズ(6番人気3着)、10年ホエールキャプチャ(4番人気2着)、12年クロフネサプライズ(15番人気2着)が馬券絡みと、当レースと非常に相性がいい。有力視されるビーチサンバにとっては心強い材料だ。また、母の父クロフネのリリーノーブルが昨年2着している。
エールヴォア、レッドアネモスが出走を予定しているヴィクトワールピサだが、過去の同レースへの出走は無し。ただ、同馬の父であるネオユニヴァース産駒は08年ミクロコスモス(4番人気3着)、フォーエバーモア(8番人気3着)と人気薄での馬券絡みがあり、相性は悪くなさそうだ。
なお、バゴ産駒のクロノジェネシスが有力視されているが、バコ産駒の出走は13年のクリスマス(7番人気4着)1頭のみなので判断が難しい。同馬の母父がクロフネなのは好材料かもしれない。