9日に阪神競馬場で行われる阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳・牝・GI・芝1600m)の参考レース解説。ファンタジーSをプレイバックする。

■ダノンファンタジーが突き抜け完勝

　先手を取ったのはカシノティーダ。1番人気のダノンファンタジーは5馬身ほど後ろの中団を進む。直線入口はジュランビルとラブミーファインが先頭に立つも、2頭の外からベルスール、さらに外からダノンファンタジーが追い込む。ゴール前はダノンファンタジーが抜け出した。勝ちタイムは1:21.8(良)。

　勝ったダノンファンタジーは、阪神芝1600mの未勝利戦を勝って中6週。道中は折り合いをつけて中団を追走。直線で気合いをつけられると、手ごたえよく伸びた。メンバー最速の上がりを楽に使い、1馬身3/4差の快勝。

　2着のベルスールは3か月ぶりの実戦。プラス12kgの馬体重も太目の印象はなし。最内枠を活かして好位の内を進む。道中は少し行きたがる感じもあったが、直線で外に持ち出されるとしっかり伸びた。

　4着ラブミーファインは、札幌2歳S(8着)から。道中は中団の外に位置し、早めに動いて直線入口で先頭に立つ。最後は苦しくなって内にモタれたが、脱落することなく踏ん張った。

【阪神JF出走馬】
1着　ダノンファンタジー
2着　ベルスール
4着　ラブミーファイン