23日、川崎競馬場で行われた3R・2歳新馬(ダート900m)は、内田博幸騎手騎乗の2番人気ロイヤルボス(牡2、川崎・長谷川茂厩舎)が、道中先団追走から3〜4角で先頭に並びかけると、直線内で粘る5番人気ミスブラックアイを3/4馬身差競り落として優勝した。勝ちタイムは54秒6。この勝利が、06年新種牡馬アメリカンボス産駒の初勝利となった。
勝ったロイヤルボスは、父アメリカンボス、母は99年エーデルワイス賞(交流GIII)を制したリードスキー(その父マルゼンスキー)という血統。
新種牡馬のアメリカンボスは、父Kingmambo、母Redeemer(その父Dixieland Band)という血統の米国産馬。97年11月にデビューし、2戦目で初勝利。重賞初挑戦となった99年京王杯スプリングC(GII)では16着に敗れたが、続くエプソムC(GIII)を11番人気で制し、重賞初制覇を果たした。その後も翌00年のエプソムCを連覇、01年AJCC、中山記念(共にGII)を制するなど重賞戦線で活躍。01年有馬記念(GI)では13番人気ながら2着に好走し、波乱を演出した。02年の有馬記念(13着)を最後に、通算41戦8勝(うち地方2戦0勝、重賞4勝)の成績を残して引退。現在は日高軽種馬農協門別種馬場にて供用されており、初年度は45頭に種付けを行っている。