Wコースで追い切ったホウオウビスケッツ(右)とカラマティアノス(カメラ・荒牧 徹)
◆第172回天皇賞・秋・G1(11月2日、東京競馬場・芝2000メートル)追い切り=10月29日、美浦トレセン
昨年の3着馬で、2年連続で毎日王冠(2着)を
ステップに挑む
ホウオウビスケッツは、奥村武調教師が美浦トレセンで記者会見に臨んだ。主なやり取りは以下の通り。
―最終追い切りは美浦・Wコースで外
カラマティアノス(3歳オープン)を追走する形から、5ハロン65秒9―11秒5の馬なりで併入に持ち込んだ。
「前走後に立ち上げた時から疲労感もなく、1週前も当週も馬を攻め抜くつもりで、その通りの追い切りができました。
ビシバシやる必要はないですけど、全体時計はしっかりと出せていて、内容としては濃いものになっていると思います」
―前走の毎日王冠は逃げて半馬身差の2着と力を見せた。
「前半で多少競りかけられたところもあって、予定していたよりは1秒くらい速いペースだったが、それを考えれば最後までしっかりと脚を使えて、いい内容でした」
―逃げ馬でも東京コースは好相性の舞台です。
「理由は全く分かりません。結果的に左回りでよく知っているということで、たまたま左回りが走りやすいとしか言えないですね」
―
ホウオウビスケッツ、奥村武調教師ともにG1初制覇がかかります。
「いつも期待に応えられずすいません。何とか今回はこの馬にとっては大きなチャンスだと思うので、今回も懲りずに応援していただけたらと思います」