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【有馬記念】ペリエ騎手騎乗の3歳シンボリクリスエスが早くも古馬GI・2勝目/平成有馬記念列伝(2002年)

2018年12月20日 20:45

天皇賞・秋に続き3歳にして古馬GI・2勝目を挙げたシンボリクリスエス(撮影:下野雄規)

 この平成14年の有馬記念で1番人気の支持を集めたのは3歳牝馬ファインモーション。デビュー以来6戦6勝で秋華賞、エリザベス女王杯を制し、ここに駒を進めてきた。2番人気は、3歳で天皇賞・秋を制したシンボリクリスエス。古馬の総大将ジャングルポケットが3番人気で、この3頭の単勝が5倍を切り、3強対決の様相を呈していた。

 ゲートが開くと12番枠からファインモーションが絶好のスタート。ハナを窺う勢いだったが、内から佐藤哲三が手綱を取る伏兵タップダンスシチーが気合いをつけて先頭に立つ。ファインモーションは2番手に控え、ナリタトップロードとコイントスが3、4番手を並んで追走し、シンボリクリスエスは6番手の内という絶好位をキープ。

 1周目のスタンド前、大歓声に抑えきれない感じでファインモーションが先頭に立つ。しかし、一旦は3馬身ほど差をつけられたタップダンスシチーが、再度、差を詰めていき、向正面で先頭を奪い返すという出入りの激しい競馬となる。

 3コーナーでは5馬身近いリードを奪ったタップダンスシチーが軽快に飛ばし、大きなリードを保ったまま直線へ。2番手のファインモーションは伸びを欠き、残り100m地点でもタップダンスシチーのリードは3馬身。これはセーフティリードか!? そのタップダンスシチーを目がけて、ただ1頭、追い込んできたのがシンボリクリスエスだった。残り50mから猛追し、半馬身捕えてゴール。3歳での有馬記念制覇を達成した。内を捌いたコイントスが3着に上がり、ファインモーションは5着。

 シンボリクリスエスの強さ、内で我慢したペリエの胆力も見事だったが、それ以上に、自分のリズムを貫きレースを完全に支配した佐藤哲三の手綱捌きが印象に残る一戦だった。タップダンスシチーは、このレースが端緒となり、「肉を切らせて骨を断つ」スタイルを確立。この後、名馬への階段を上っていくこととなる。

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