【有馬記念過去3年】サトノダイヤモンドがキタサンブラックを破った2016年

2018年12月23日 05:55

サトノダイヤモンドが菊花賞からのGI連勝を果たした2016年(撮影:下野雄規)

 23日に中山競馬場で行われる年末の大一番・有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)。過去3年の結果をダイジェストで振り返る。

サトノダイヤモンドが古馬撃破! 菊花賞に続くGI連勝!

 3番ムスカテールがスタートで出遅れ。まずは7番マルターズアポジーがハナを切り、1番キタサンブラックは2番手に控える。2番ゴールドアクターが3番手でキタサンブラックをマークしつつ1周目のスタンド前へ。

 スタンド前に入り、マルターズアポジーのリードは5馬身ほどに広がった。キタサンブラックが単独2番手、3馬身離れてゴールドアクターが続く。1馬身半差で10番アドマイヤデウス、1馬身差で5番サムソンズプライドと16番マリアライト、その後ろに4番ヤマカツエース、8番ミッキークイーン、そして11番サトノダイヤモンドがいる。1馬身半後ろで15番アルバート、6番サウンズオブアース、14番シュヴァルグラン、12番サトノノブレスらが一団に、2馬身開いてムスカテールと13番デニムアンドルビーが続き、さらに3馬身後ろの最後方が9番ヒットザターゲットとなった。1000mの通過タイムは61.0秒。

 2周目に入ってサトノダイヤモンドが前へ進出、ゴールドアクターを交わして3番手に上がった。さらにサトノノブレスも動き、3コーナーでキタサンブラックをつつくような形に。そのキタサンブラックが4コーナーで先頭に立って、いよいよ最後の直線を迎える。

 直線に入り、逃げ粘りを図るキタサンブラックを、ゴールドアクターサトノダイヤモンドが追う。後ろから突き抜けてくるような馬もおらず、早くも人気馬3頭の三つ巴となった。ゴールドアクターが一瞬キタサンブラックを交わそうかという勢いを見せたが、キタサンブラックがこれを振り切る。古馬2頭から一旦は置かれたかのように見えたサトノダイヤモンドも坂を上がって一気に盛り返す。最後は粘りに粘るキタサンブラックサトノダイヤモンドがゴール寸前で捕らえて決着。3歳馬サトノダイヤモンドが強豪古馬を見事打ち破り、菊花賞に続く2つ目のGIタイトルを獲得した。キタサンブラックはクビ差の2着、ゴールドアクターはさらに1/2馬身遅れての3着で、今年の有馬記念は人気通りの結果となった。勝ちタイムは2分32秒6(良)。

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