現地時間29日、米・サラトガ競馬場で行われたダイアナH(3歳上牝、米G1・芝9f)はF.ハラ騎手騎乗の2番人気アンガラ Angara(牝5、米・W.モット厩舎)が後方追走から直線でスパートをかけると、直線早めに先頭に立った4番人気スウィートトーカー Sweet Talkerをアタマ差凌いで優勝した。勝ちタイムは1分49秒20(稍重)。さらにハナ差の3着には3番人気アルゼンティーナ Argentinaが入った。
勝ったアンガラは父Alzao、母Ange Bleu(その父Alleged)という血統の英国産馬。伯父にアルカング(BCクラシック-米G1)、従姉にケープヴェルディ Cape Verdi(英1000ギニー-英G1)、アクワレリスト Aquarelliste(仏オークス-仏G1)など近親に活躍馬が多数いる。04年に仏国でデビュー勝ちを収めると、05年に米国へ移籍。条件戦で堅実に成績を挙げ、重賞初挑戦となった05年ビーウィッチS(米G3)を優勝すると、その後は米G1でも上位に食い込む活躍を見せ、ビヴァリーDS(米G1)でG1初制覇を達成した。その後は勝ちきれないレースが続き、前走のニューヨークBCH(米G2)は2着に敗れていた。通算成績19戦6勝(重賞3勝)。