C.ルメール騎手騎乗のゴールドドリームがケイティブレイブとの叩き合いを制し優勝(撮影:高橋正和)
JRAは7頭中6頭がGI(JpnI)馬、地方所属馬も前年のジャパンダートダービー覇者ヒガシウィルウィンや重賞4連勝中のリッカルドらという、豪華な顔ぶれの一戦。史上初の連覇を狙うケイティブレイブが1番人気、以下、ゴールドドリーム、テイエムジンソク、サウンドトゥルー、アポロケンタッキーまでが単勝オッズ10倍を切った。
レースはテイエムジンソクが後続を離し気味に逃げ、隊列は縦長に。向正面は、テイエムジンソクから4馬身ほど開いた3番手にケイティブレイブ、その直後にゴールドドリーム、サウンドトゥルーとアポロケンタッキーは後方を追走する。勝負どころで外からケイティブレイブ、内からゴールドドリームがテイエムジンソクとの差を詰め直線を向く。テイエムジンソクが息切れするなか、ゴールドドリームとケイティブレイブが抜け出し、残り200mから2頭の叩き合い。ゴール前、ゴールドドリームがわずかに出て、クビ差でGI(JpnI)4勝目をあげた。勝ちタイムは2:04.2(良)。3着は追い込んだサウンドトゥルー。
優勝したC.ルメール騎手は「スタートは少し遅かったが、すぐにハミを取ってポジションを上げることができた。2000mは距離的にギリギリかなと思っていたが、ロスなくインを回ってよく頑張ってくれた。最後は相手(ケイティブレイブ)も強かったが、よく走ってくれました」とコメント。これまで3着が最高の大井2000mでライバルを破り、「ダートのチャンピオンホース」(ルメール騎手)に輝いたのである。
地方最先着はリッカルドの4着、クビ差の5着にヒガシウィルウィンが入り、地方所属馬2頭が掲示板を確保する健闘を見せた。
1着 ゴールドドリーム 2人気
2着 ケイティブレイブ 1人気
3着 サウンドトゥルー 4人気