30日、福山競馬場で行われた2R(ダート1250m)は、楢崎功祐騎手騎乗の3番人気ハナビ(牝2、福山・高本敏明厩舎)が2番手追走から、2番人気エイトウィンを1/2馬身差抑えて優勝した。勝ちタイムは1分29秒2(良)。この勝利が06年新種牡馬エアスマップ産駒の初勝利となった。
勝ったハナビは父エアスマップ、母アーネストラヴ(その父ヘクタープロテクター)という血統。従兄に03年平和賞(南関東G3)を制したランノホシ(牡5、佐賀・真島元徳厩舎)がいる。6月11日のデビュー戦から勝ちきれないレースが続いていたが、3戦目での初勝利となった。通算成績3戦1勝。
新種牡馬のエアスマップは、父デインヒル、母サトルチェンジ(その父Law Society)という血統の愛国産馬。半弟に01年有馬記念などGI・3勝したマンハッタンカフェ(父サンデーサイレンス)がいる。97年にデビューし2戦目で初勝利。その後は条件戦で着実に勝ち星を挙げ、01年アメジストS(4歳1600万下)でOP入り。昇級2戦目となったエイプリルS(OP)を制し、01年のオールカマーで重賞初制覇を達成した。通算成績44戦7勝(重賞1勝)。引退後はブリーダーズSSで種牡馬入りし、現在は社台ブルーグラスファームにて供用されている。初年度は79頭に種付けを行い、35頭が血統登録されている。