1日、金沢競馬場で行われた読売レディス杯(3歳上牝、ダート1500m、1着賞金210万円)は、東川公則騎手騎乗の2番人気ニッシングリン(牝5、笠松・藤田正治厩舎)が道中は中団を追走、3角手前から徐々に進出し直線で抜け出すと、6番人気カゴヤコスモスに3馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは1分36秒6(良)。さらに1馬身差の3着には3番人気ルスナイパラダイスが入り、1番人気に支持されたマイネフォクシーは6着に敗れた。
勝ったニッシングリンは、父ピルサドスキー、母レディーム(その父Storm Bird)という血統。半兄に01年平安S(GIII)、佐賀記念(交流GIII)で3着に入ったトーホウダイオー(父フォーティナイナー)がいる。04年5月に栗東・梅内忍厩舎からデビュー。3戦して勝ち星を挙げられず、金沢・東方高行厩舎に移籍し11戦5勝の成績を収めた。笠松・伊藤勝好厩舎を経て、05年5月に現厩舎へ移籍。転厩初戦から5連勝を飾り、重賞初挑戦となったくろゆり賞でも2着に好走した。その後も地元・笠松では安定した走りを続け、前走の雷鳥特別も6馬身差で圧勝していた。通算成績40戦19勝(重賞1勝)。