左前浅屈腱炎のため現役を引退するアヴニールマルシェ(写真は2014年新馬戦優勝時、撮影:下野雄規)
新潟2歳S、東京スポーツ杯2歳S2着馬のアヴニールマルシェ(セン7、美浦・藤沢和雄厩舎)が、左前浅屈腱炎のため、現役を引退することがわかった。所属するキャロットクラブが8日、発表した。同馬は18日付で、JRAの登録を抹消されている。
アヴニールマルシェは父ディープインパクト、母ヴィートマルシェ、その父フレンチデピュティ、祖母は桜花賞馬キョウエイマーチという血統。キャロットクラブの募集馬で、募集時の価格は7000万円(一口17万5000円)。
2014年の新潟2歳S、東京スポーツ杯2歳Sでともに2着。2015年のNHKマイルCでは4着に入るなど、2、3歳時は重賞戦線で活躍。新馬戦以来、長らく勝ち星からは遠ざかっていたものの、昨年7月29日の障害デビュー戦で勝利を果たし、4年ぶりの勝ち星をあげていた。
通算成績は18戦2勝(うち障害2戦1勝)。獲得賞金は7528万8000円。昨年12月8日の障害オープン戦(6着)がラストランとなった。