AJCC翌週、元気いっぱいのシャケトラと担当の上村助手(撮影:花岡貴子)
先週のAJCCではシャケトラが一昨年の有馬記念以来1年1か月振りの実戦にもかかわらず渋太いパフォーマンスを見せて2017年の日経賞以来1年10か月ぶりの勝利を挙げた。
「長い休み明けにもかかわらず、あの走り。この馬のポテンシャルの高さを改めて感じました」と担当の上村助手も大感激。レース後もハツラツとしており、とても元気のいい様子を見せていた。
そして、この勝利は復活・角居厩舎にとっても嬉しいリスタートの1勝目となった。サートゥルナーリアの復帰戦が皐月賞に決まるなど、やはり角居厩舎は目が離せない存在だ。今週は愛知杯のランドネなど8頭が出走する。
除外により2週デビューが延びたサトノジャスミンは、1月26日(土)京都4レース(ダート1200m)に仕切り直しの初陣となった。
「ちょっと気持ちが勝っているタイプで体も小柄なので新馬から走れるタイプです」と辻野助手。気が勝っているのでレースが延びたことでテンションが上がりすぎるのが気がかりだが「そんなにカリカリし過ぎることなく過ごせていますよ」とのこと。ここまではいいテンションを保っているようだ。
前走は初ダートで未勝利2着だったアイタイは1月27日(日)京都2レース(ダート1800m)に出走。鞍上は松山騎手。
「もともとダートがいい馬だと思っていましたが期待通りの走りをみせてくれました。レース数を使っていますが元気いっぱい。いい状態でレースに臨めると思います」と、引き続き好調だ。
前走でゲートの悪かったシティーポップは中間ゲート練習もしている。ハーツフェルトは「前走はラストが止まり気味だったので、距離を1ハロンを詰めてみます」若手騎手戦ということで減量で変わり身を期待したいところだ。
なお、次走については、エスポワールはミルコ・デムーロ騎手でつばき賞(2月16日、京都芝1800m)。タニノミッションもミルコ・デムーロ騎手で平場の2月10日東京芝1400m。エルモンストロはくすのき賞(2月23日、小倉ダート1700m)でジョッキーは未定。エアウインザーは藤岡佑介騎手で金鯱賞。小倉大賞典はレトロロック(松若騎手)とタニノフランケル(川田将雅騎手)の二頭が出走予定だ。
(取材・文:花岡貴子)