6日、盛岡競馬場で行われた不来方賞(3歳、ダート2000m、1着賞金700万円)は、小林俊彦騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝110円)オウシュウクラウン(牡3、岩手・櫻田浩三厩舎)が、道中2番手追走から4角で先頭に立つと直線で後続を突き放し、3番人気テンショウボスに5馬身差をつけて圧勝した。勝ちタイムは2分09秒4(良)。さらに3馬身差の3着には2番人気ブラックショコラが入った。
勝ったオウシュウクラウンは、父ジェイドロバリー、母Favoured(その父Chief's Crown)という血統の首国産馬。05年7月のデビュー戦を制すると、7戦2勝の成績を挙げて今年2月に船橋・坂本昇厩舎へ転厩。南関東では3戦して1勝を挙げた。5月に現厩舎へ再転入し、6月に行われたダービーWeek最終戦・岩手ダービーダイヤモンドCで重賞初制覇を果たした。続くサマーCも制し、前走のジャパンダートダービー(交流GI)では7番人気ながら、地方馬最先着となる3着に好走していた。通算成績16戦8勝(重賞2勝)。