【万哲の馬場予報】東京新聞杯(東京芝)「速い上がりと速い時計への対応力が必要」

2019年02月02日 19:30

東京新聞杯は「1分32秒台」の高速決着か

 毎週欠かさず馬場に関する情報を収集し、自身の予想に反映させるというスポーツニッポンの“万哲”こと小田哲也記者が、“予想に役立つ馬場情報”をコンセプトに、重賞が開催されるコースについて、当週の降水量・前日のレース結果等を踏まえた主観的意見から、よりライブな馬場状態を解説する。

【東京新聞杯(東京の芝傾向)】

 東京競馬場は週中の木曜に10ミリの降水量を記録したが、土曜の芝は良馬場で終日開催した。ただ土曜5時現在の芝の含水率は「ゴール前17.8%、4コーナー17.4%」(JRA発表)で稍重に近く、結構水分を含んでいた。ただ日曜にかけて好天なので、低温期であっても、下は徐々に乾きそうだ。

 芝は1週使った傷みもほとんどなく、10R・箱根特別の9番人気ピッツバーグ(2着)など内ラチ沿いを粘るシーンもあった。

 土曜は芝競走が5鞍施行。勝ち馬の最終4コーナーの位置は「9番手、6番手、3番手、10番手、4番手」。見た目の印象は差しがよく届いた印象だった。

 箱根特別を勝ったナムラドノヴァンは最終4コーナー10番手から一気差し。前半5F64秒7の超スローで逃げたピッツバーグの絶妙ペースだったが、上がり3F33秒1の鬼脚で届いた。

 11R・節分Sは前半3F36秒3〜後半3F34秒3のスロー。4番手から伸びたエントシャイデンが3F33秒3、2着リカビトスが33秒1。究極の瞬発力合戦になったこともあるが、速い上がりが必要。

 同レースの勝ち時計は1分33秒7とスローの割にまずまず出ており、重賞の東京新聞杯は「1分32秒台」の高速決着か。好時計が続出した昨秋までいかないまでも、速い時計への対応力は必要。

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