16日に東京競馬場で行われるダイヤモンドS(4歳上・GIII・芝3400m)について種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる7回の馬券絡みはハーツクライ。4回でディープインパクト、3回でダンスインザダークが続く。
ハーツクライ産駒は4-2-1-17で、複勝率58.3%は出色の数字。7年連続で馬券に絡んでおり、最も注目すべき種牡馬なのだが、今年の登録馬にハーツクライ産駒はいない。来年以降、再度、注目して欲しいデータだ。
ディープインパクト産駒は0-1-3-8で複勝回収率79%。16年8番人気3着のファタモルガーナ、18年6番人気3着のソールインパクトなどがおり、複穴としての警戒は必要だろう。出走した延べ12頭でメンバー中2位以内の上がりを使った馬はいない。ディープインパクト産駒らしい切れ味を生かすタイプというよりは、バテないタイプがここに矛先を向けられているということだろう。今年はソールインパクトが出走。
キングカメハメハ産駒は1-1-0-7。連対した2頭は12年15番人気1着のケイアイドウソジンと17年6番人気2着のラブラドライトで、17年にはトウシンモンステラが14番人気4着という好走もある。ステイヤーというイメージは薄い血統だが、やはりここを使われるようなタイプはスタミナを秘めており警戒が必要だ。
今年はグローブシアター、シホウ、ブライトバローズ、ユーキャンスマイルが出走を予定している。中でも人気が予想されるユーキャンスマイルは母の父ダンスインザダーク。ダンスインザダーク産駒は父として1-0-2-5、母の父としてもアルバートが優勝している。舞台適性はかなり高そうだ。