17日に中山競馬場で行われるス
プリングS(3歳・牡牝・GII・芝1800m)を種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる4回の馬券絡みはディープインパクトとキングカメハメハ。3回でステイゴールドが続く。
ディープインパクト産駒は14頭が出走して1-2-1-10、複勝率28.6%、複勝回収率40%。16年に
マウントロブソンが4番人気1着と中波乱を演じたことはあるが、それ以外で馬券に絡んだ3頭の人気は1、1、2。人気薄の激走は見込みにくく、11年
リベルタスが2番人気13着、14年
ベルキャニオンが2番人気6着、17年
サトノアレスが1番人気4着と、人気を裏切ることも少なくない。なかなか取り扱いが難しいという印象だ。今年は
ゲバラ、
ロジャーバローズが登録している。
上位人気が予想される
ファンタジストは
ロードカナロア産駒で、同産駒は過去に1頭だけ出走。昨年、
ステルヴィオが1番人気に応えて優勝している。
ロードカナロアの父キングカメハメハ産駒が0-1-3-6で複勝率40%と好成績を収めていることも、
ファンタジストにとっては心強いデータだ。
朝日杯FS2着の
クリノガウディーはスクリーンヒーロー産駒。同産駒のス
プリングSでの成績は0-0-0-2。14年
モーリスが5番人気4着、18年
ルーカスが2番人気9着に終わっている。やや晩成傾向のあるスクリーンヒーロー産駒が、素質を評価されるものの…というパターンか。だとすれば、朝日杯FS2着と2歳重賞で実績を残している
クリノガウディーにとっては杞憂に終わるかもしれない。