【万哲の馬場予報】スプリングS(中山芝)「ある程度流れれば外差しも届く」

2019年03月16日 18:15

徐々に差し馬優位の馬場にシフトしてきている

 毎週欠かさず馬場に関する情報を収集し、自身の予想に反映させるというスポーツニッポンの“万哲”こと小田哲也記者が、“予想に役立つ馬場情報”をコンセプトに、重賞が開催されるコースについて、当週の降水量・前日のレース結果等を踏まえた主観的意見から、よりライブな馬場状態を解説する。

【スプリングS(中山の芝傾向)】

 中山は金曜夜〜土曜朝にかけて雨が心配されたが、JRA発表では降水量は0ミリ。土曜の芝は良馬場で終日施行された。芝は4週連続でAコース使用。2週目の弥生賞週が雨の中での開催だったこともあり、4コーナー〜直線の内寄りは傷みが出てきている。先行馬が幅を利かせた開催序盤とは違い、徐々に差し馬優位の馬場にシフトしてきている。

 土曜は、芝競走は5鞍施行。勝ち馬の最終4コーナーの位置は「10番手、1番手、6番手、3番手、1番手」。これだけ見れば逃げ馬も頑張っているが、土曜は5Rを除く4競走はすべてスローペース。6R・3歳未勝利戦(芝2000m)を逃げ切ったマイネルステレールは前半5F63秒1〜後半5F59秒7と、極端な超スロー逃げ。展開の利もあったと見るべきか。

 11R・フラワーCを逃げ切ったコントラチェックは前半3F36秒6〜後半3F34秒9。馬の能力も確かに見逃せないが、スローに落とせた展開利もあった。逆にある程度流れると、5R・3歳未勝利戦(芝1600m)で4コーナー大外に回して一気差しを決めたグレルグリーンのような「外差し」も届く。

 強力先行型が少ないスプリングSの展開をどう読むか? フラワーC同様、スローに近い流れなら内粘りも利くが、舞台設定的には「中〜外差し」が濃厚。ただ、注意したいのは中山周辺に土曜夕方〜夜まで雨雲が掛かっている点。日曜は好天予報だが、雨量次第では瞬発力が生きにくい馬場になる可能性。当日のレース傾向には注意していただきたい。

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