2着となった新馬戦、このときはシャドーロールがなかった(撮影:下野雄規)
24日に中京競馬場で行われる高松宮記念(4歳上・GI・芝1200m)。2014年のスプリンターズS優勝馬であり、ダートの舞台でも活躍した名短距離馬・スノードラゴンが藤田菜七子騎手鞍上で参戦。これがラストランとなる可能性もある。そこで今回はこの芦毛の古豪の、遡ること2010年から始まった現役生活を写真とともに振り返ることにする。今回が第2回目。
■トレードマークの黄色はいつから?
順番が前後してしまうが、今回はスノードラゴンの記念すべき初陣となった2010年8月28日の新潟競馬場、2歳新馬戦での1枚。1番人気の支持となったが惜しくも2着(勝ったのはフレンドミー)となった1戦。この時期のスノードラゴン、さすがに今ほどは白くない毛色はもちろんのこと、他に2点、現在とは違う見た目上のポイントがあるのがわかるだろうか。
1つは白い馬体と水色の勝負服に映える黄色いシャドーロールを着用していないこと。もう1つは細かいが、現在は前脚のみに巻いている、これもまた印象的な黄色いバンデージが後脚にも巻いてあることだ。
順を追ってスノードラゴンのキャリアを追っていくと、現在と同じ「黄色いシャドーロール・前脚のみにバンデージ」というスタイルになったのは3歳の1月、前回も触れた2勝目の500万下から。その後この“黄色”は、8年もの年月をスノードラゴンとともに過ごし、今ではすっかり彼のトレードマークとなっている。