大阪杯へ向けて1週前追い切りを行ったブラストワンピース(撮影:佐々木祥恵)
大阪杯(GI・阪神芝2000m)に美浦から出走を予定しているGIホース2頭(ステルヴィオとブラストワンピース)が、20日(水)と21日(木)にそれぞれ1週前追い切りを行った。
昨年のマイルCS(GI)勝ちのステルヴィオ(牡4・美浦・木村哲也)は、今年初戦の中山記念(GII)で3着となり、放牧を挟んで大阪杯に臨む。20日(水)は、ウッドチップコースでヴェラヴァルスター(牡7・障害OP)とウッドチップコースで併せ馬で追い切り、一杯に追われて大きく先着している。木村調教師のコメント。
「前走の結果は残念でしたが、最後もしっかり脚を使ってくれたので、形にはなっていたと思います。前走後はノーザンファーム天栄に放牧に出して、3週間前に帰厩して今に至っています。
1週前はある程度仕上げるような内容でした。良いトレーニングができたと思いますし、馬の状態は良さそうです。来週はどのような追い切りをするかはまだ決めていません。毎日、馬と相談しながら調整していきます」
昨年暮れの有馬記念(GI)を制したブラストワンピース(牡4・美浦・大竹正博)は、今年初戦が大阪杯となる。21日(木)に池添謙一騎手が騎乗して、ウッドチップコースで追い切った。大竹調教師のコメント。
「ペルソナデザイン(牡3・500万下)と2頭で前にいるショウナンカンザシ(牝3・未勝利)を追いかけました。先週も2週前にしては背中を使って走っていましたが、今週の動きも良かったです。
池添騎手も有馬記念の時と同じくらい体を使えているし、良い状態と言っていました。来週も池添騎手が追い切りに乗りますが、今はジョッキーが乗ってもピリピリする感じはありません。
以前はゲートの中でバタバタしていましたが、今はピタッと収まっています。ただ、念のためにゲートの駐立は練習しています。あとはゴーサインを出した時の反応など、阪神の内回りの2000mというトリッキーなコースをうまく立ち回れるよう精度を上げていきたいと思います」
(取材・文:佐々木祥恵)