【万哲の馬場予報】高松宮記念(中京芝)「引き続き好天で高速決着は必至」

2019年03月23日 19:00

GI高松宮記念が行われる中京芝の状態を解説

 毎週欠かさず馬場に関する情報を収集し、自身の予想に反映させるというスポーツニッポンの“万哲”こと小田哲也記者が、“予想に役立つ馬場情報”をコンセプトに、重賞が開催されるコースについて、当週の降水量・前日のレース結果等を踏まえた主観的意見から、よりライブな馬場状態を解説する。

【高松宮記念(中京の芝傾向)】

 小雨が降ったりやんだりの中山と違い、土曜の中京は午後から晴天。芝は良馬場で終日施行された。今週から内3m地点に内柵を設置したBコースに変更。

 柵の設置で先週までに傷んだ内寄りのすべてがカバーされた訳ではないが、それでも仮柵効果は顕著。4コーナーから直線の内寄りに部分的に傷んだ個所はあるが、土曜のレースを見る限りは内を避けて通るシーンも見られなかった。

 Aコース使用の前2週が結構、差しが決まっていたのとは対照的に、今週は「内&前有利」にシフトした印象。土曜の芝競走は、計6鞍施行。勝ち馬の最終4コーナーの位置は「1番手、9番手、3番手、4番手、2番手、4番手」と好位組が活躍した。

 ただ、高松宮記念と同舞台の1200mで行われた5R・3歳未勝利戦は9番手追走の5番人気シセイタイガが外から一気差し。このレース、前半3F33秒9〜後半3F34秒7と未勝利戦としては流れたことも差しを誘発した形。ただ、逃げたトップソリストが4着で、ペースによっては「内粘り」も利く。

 未勝利戦で、勝ち時計1分8秒6とかなり速い時計。日曜の中京は引き続き好天。古馬GIの高松宮記念ともなれば「1分7秒台」の高速決着は必至。時計勝負に強い馬。ある程度は前で流れに乗れて、ひと脚使える馬向きの馬場で「先行、好位組が優位」。内寄りを走れる馬場状態だけに、外すぎる枠の馬はつらいかも。

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