現役を引退するフランシス・ベリー騎手(写真は2013年京成杯優勝時)
2014年・2015年の中山金杯を連覇するなど、JRA重賞5勝のフランシス・ベリー騎手が、落馬負傷のため現役を引退することがわかった。英国の『Sporting Life』が1日、報じた。
ベリー騎手は1981年1月2日生まれの38歳。アイルランドのキルデア出身。
2010年にパスフォークで愛ナショナルSを制し、G1初制覇。同年12月に初めてJRAの短期免許を取得。以降、2014年の中山金杯をオーシャンブルー、翌2015年はラブリーデイで制して連覇を達成するなど、JRA通算79勝、重賞5勝をあげる活躍を日本でも果たしていた。
2016年からは拠点をイギリスに移して活動していたが、今年の1月29日の落馬で脊椎を損傷。リハビリを行っていたが復帰は叶わず、現役引退を決断した。
ベリー騎手は『Sporting Life』のインタビューで「イギリス、アイルランド、そして日本で私を助けてくれた、調教師、オーナー、エージェント、厩舎スタッフ、医師、そして理学療法士の皆さんに心から感謝します」と語っている。
【F.ベリー騎手のJRA重賞制覇】
2013年 アメリカJCC ダノンバラード
2013年 京成杯 フェイムゲーム
2014年 中山金杯 オーシャンブルー
2014年 根岸S ゴールスキー
2015年 中山金杯 ラブリーデイ