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【ホッカイドウ競馬】 いよいよホッカイドウ競馬スタート! 日本一早い2歳戦での注目は、期待の新種牡馬産駒!/地方競馬レース展望

2019年04月16日 18:31

待ちに待ったホッカイドウ競馬が開幕。馬産地競馬は新種牡馬のトレンドを反映することが多いだけに、多くの生産者が注目している。(撮影=田中哲実)【netkeiba.com】

 道営ホッカイドウ競馬の「グランシャリオナイター」2019年シーズン(4月17日〜11月7日)がいよいよ開幕する。例年どおり毎週火、水、木を基本に80日間の全日程でナイター開催。開幕初日には今年も「日本一早い2歳戦」こと、JRA認定のスーパーフレッシュチャレンジ競走(1200m)も行われ、新種牡馬エピファネイア産駒やカレンブラックヒル産駒も出走を予定している。JRA北海道シリーズの2歳戦にも直結する早期デビュー馬のレースぶりは必見だ。

 初日デビューを予定している新種牡馬エピファネイア産駒のアイズオンユー(牝、母リキセレナード、田中淳司厩舎)は、2回目の能検で一番時計をマーク。スムーズにスタートを切ると、グングンと後続を引き離していき、ゴール前は完全に流しながらも2着入線馬に大差をつけて合格している。

 田中師も「牝馬ではうちの厩舎でナンバーワン評価。重賞級の素質を秘めている」と大きな期待を寄せている。母は小倉2歳S(GIII)の勝ち馬で、桜花賞、オークスにも出走した名牝リキセレナード。産駒成績も堅実で、芝・ダートを問わない活躍を残していることから、順調に勝ち上がっていけばJRA北海道シリーズへの挑戦が見えてくるだろう。もちろん、厩舎サイドもそのつもりで早期デビュー、勝ち上がりを目論んでおり、注目の初陣となりそうだ。

 17年、18年と2年連続で初日のスーパーフレッシュを制している角川秀樹厩舎もさすがのラインナップで対抗してくる。まず初日は、社台ファーム生産の良血リアリティワード(牡、父サウスヴィグラス、母アムールポエジー)で勝負。母アムールポエジーは13年関東オークス(JpnII)勝ち馬で、ダート適性の高さは間違いのないところ。

 そこに短距離ダートの鬼ともいえるサウスヴィグラスを配合し、砂のスペシャリストが誕生した。牧場での評判もさることながら、角川師をもって「うちにきた歴代のサウスヴィグラス産駒のなかでも上位ランク」と高評価。まだ緩さが残っていた能検時よりも明らかに馬体は仕上がってきており、好パフォーマンスが期待できそうだ。

 今年のホッカイドウ競馬では新たに櫻井拓章元騎手が率いる新厩舎が誕生しているほか、新人の小野楓馬騎手(小野望厩舎)がデビューする。競走馬の育成者だった父の影響で中学生の頃から本格的に乗馬を始め、静内農業高校馬術部を経て、プロの世界へ。でデビューへ向けて「ひとつひとつ大事に、経験を積んで、自分の力にしていきたい」と意気込んでおり、新人らしい積極的なレースを楽しみにしたいところ。注目のデビュー戦は17日第3レースとなる予定だ。

 昨年は胆振日高東部地震や北海道2歳優駿の誤審判定など、何かと“災”に見舞われたホッカイドウ競馬。新たなシーズンへ向けて、とにもかくにも主催者、厩舎関係者一丸で熱いレースを届けていくしかない。
(文=山田綾子)


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