アメリカンフェイロー初年度産駒が歴代2番目の高値/仏・アルカナ2歳ブリーズアップセール

2019年05月13日 11:00

 11日に仏国のドーヴィルで開催された「アルカナ2歳ブリーズアップセール」で、15年の北米3歳3冠馬アメリカンフェイローの初年度産駒の1頭となる米国産の牡馬が、このセールとしては歴代2番目の高値となる110万ユーロ、日本円にしておよそ1億3725万円で購買された。

 注目の若駒は、上場番号21番として上場された母テアグリーンの牡馬。母の半兄にG1フランクキルローマイル(芝8F)など芝のG1を3勝したルワーデザニモーがいて、3代母のケラリは、産駒から5頭のG1勝ち馬が出たジャドモントの基礎牝馬ハシルの母という、芝適性に溢れたファミリーを背景に持つ。同馬は、昨年のキーンランド9月1歳市場に上場され、グローヴ・スタッドのブレンダン・ホランド氏に27万5千ドルでピンフックされていた。

 2年前のこのセールにて140万ユーロで購買された父ストリートセンスの牡馬に続く、歴代第2位の高値となる110万ユーロで同馬を購買したのは、愛国のクールモアグループで、今後は仏国を代表する伯楽アンドレ・ファーブル調教師の管理下に置かれることになる。

 クールモアグループが所有するアメリカンフェイロー産駒は、エイダン・オブライエンが管理するモナークオヴエジプト(牡2)が、既に4月13日にナースのメイドン(芝5F)でデビュー勝ちを果たしている。

(文:合田直弘)

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