【宝塚記念】クリンチャー宮本師「この馬らしい積極策を」/ねぇさんのトレセン密着

2019年06月11日 13:00

この馬らしい積極的な競馬に期待したいクリンチャー(撮影:花岡貴子)

 何度か取材した16日デビュー予定のセイウンラストヘイですが、今日のこのコーナーでご紹介しようと思っていました。掲載前に今週の状態を確認しようと思って宮本厩舎に寄ったら、宮本師から残念なお知らせが…。

「左前の球節が少し違和感を感じたので、いったんデビュー戦は白紙に戻して放牧に出すことにしました」

 仕方のないこととはいえ、とても残念!でも、かなり期待ができそうだからこそ、あえて無理をさせない作戦に出てのことなので期待はいったん胸の奥にしまっておくことにします。

「北海道のほうが涼しいので、明日(12日)出発する予定です」(宮本師)

 栗東に戻ってくるのはおそらく秋ごろになるとのことでした。

 さて、来週は宝塚記念。宮本厩舎はクリンチャーとノーブルマーズが登録しています。

 クリンチャーといえば、気になるのは天候です。あまり暑さが得意ではないので、少しでも涼しい環境で過ごす時間を長い持てるほうが彼は心地いいはずです。

「幸い、最近の栗東は涼しいので助かっています。さらに朝一番の時間帯で調教していることもあり、いいコンディションを保てていますね」と担当の長谷川助手。

 朝いちばんは寒さを感じる日もあるくらいですが、馬にとってはさぞ気持ちよく過ごせることでしょう。クリンチャーにとってはなおさらです。

 それから、このところ控える競馬がみられるクリンチャーですが、陣営は今回はそのあたりも意識的に変えていく、というより戻していく方法づけを考えています。

「振り返ってみると、やはりすみれSや京都記念のような自分からレースをつくりにいく競馬のほうが結果が出ています。今回の宝塚記念は“この馬らしい積極策を”と思っています」

 関東地方は梅雨入りしましたが、関西地方はまだですね。でも、さすがに宝塚記念の頃は梅雨の真っ最中かと思われます。もともと重馬場が得意なクリンチャーですし、ここは格好の舞台になるのでは、と期待しています。

(取材・文:花岡貴子)

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