【ラジオNIKKEI賞】優勝例がある種牡馬が今年は2頭のみ、産駒初出走の種牡馬にも注目/データ分析(血統・種牡馬編)

2019年06月29日 22:00

ラジオNIKKEI賞 福島過去10回

 30日に福島競馬場で行われるラジオNIKKEI賞(3歳・GIII・芝1800m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、中山競馬場で開催された2011年は除く。

 過去10回で最多となる4回の馬券絡みがディープインパクト。次点で2回のマンハッタンカフェ、ステイゴールド、アグネスタキオン、バゴが続く。また、好走馬を輩出している種牡馬が23頭とバリエーション豊富な傾向も併せて覚えておきたい。

 ディープインパクト産駒は8頭が出走して「3-1-0-4」、連対した4頭はいずれも2人気以内の支持を集めており、上位人気馬であれば素直に信頼できる傾向にあるようだ。今年はゴータイミングが出走を予定している。

 ディープブリランテ産駒は2頭が出走して「1-0-0-1」、17年セダブリランテスが同産駒としても重賞初制覇を達成することになったが、同馬はPacific Princess牝系であることも少なからず意識しなければならないだろう。何故ならば16年ゼーヴィントに続き、2年連続で父ディープインパクト(系)×Pacific Princess牝系が勝ち馬となっていたからだ。今年はアドマイヤスコールが出走を予定している。

 ダイワメジャー産駒は13頭が出走して「0-1-0-12」、最多となる出走頭数を誇りながら結果が出ていない点は少々気になる傾向だ。今年は上位人気が予想されるディキシーナイトのほか、サヴォワールエメ、ブレイブメジャーと3頭の出走となる。

 ヴィクトワールピサ産駒は2頭が出走して「0-0-0-2」、まだ人気馬の出走がなく適性を測りづらいが、福島芝1800m自体は牡馬「1-0-1-8」複勝率20.0%・複勝回収率31%、牝馬「2-3-1-16」複勝率27.3%・複勝回収率69%という数値を記録している。今年はブレイキングドーン、レッドアネモス、ヒルノダカールが出走を予定しており、種牡馬としての真価を問われるだろう。

 産駒初出走となるケープブランコは上位人気と目されるランスオブプラーナがスタンバイ。同馬は母の父が種牡馬として18年メイショウテッコン、10年アロマカフェと2勝を挙げるマンハッタンカフェ。母の父マンハッタンカフェもラジオNIKKEI賞に初出走となるので血統的には注目しておきたい存在だ。

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