【中京記念】ジンクスを破ったディープインパクト産駒に注目/データ分析(血統・種牡馬編)

2019年07月18日 19:05

中京記念 過去7回

 21日に中京競馬場で行われる中京記念(3歳上・GIII・芝1600m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、コース改修後の2012年以降を集計対象とする。

 過去7年で最多となる3回の馬券絡みがディープインパクトとキングカメハメハ。2回でデュランダル、ステイゴールド、ハーツクライが続く。フラガラッハ(父デュランダル)が13年・12年と連覇を達成したり、ミッキードリーム(父キングカメハメハ)が14年・13年と2年連続二桁人気で2着に好走したりと、特定のレース巧者が種牡馬成績の底上げをしていることも覚えておきたい。

 ディープインパクト産駒は延べ8頭が出走して「2-0-1-5」、昨年グレーターロンドンが勝利したことで中京記念の現行重賞における1人気連敗ワースト記録(18年当時、18連敗)を止めることとなった。今年はプリモシーン、エントシャイデン、ヴェネトがスタンバイ。波乱傾向が強いことを鑑みると、上位人気必至のプリモシーンは得意の左回りマイル戦で期待に応えられるか否かが焦点となる。

 ハーツクライ産駒は延べ6頭が出走して「0-1-1-4」、18年ロジクライ(5人気2着)、14年マジェスティハーツ(5人気3着)と2頭が好走を果たしている。なお、残り4頭はいずれも6人気以下で、そのうち3頭は10人気以下という人気薄。今年、上位人気と目されるカテドラルは改めて適性を問われることになるが、同産駒の牡駒は中京芝1600mの成績が「2-6-4-52」と2着が多い点は少々気になる傾向だ。

 ロードカナロア産駒は良血エアグルーヴ牝系のグルーヴィットが出走予定。同産駒は中京記念初出走となるが、牡駒は「2-5-1-11」複勝率42.1%と同コースにおける安定感では出走する種牡馬のなかでも随一の成績を残している。前走NHKマイルCでは進路を確保できない不完全燃焼な競馬になっていたため、今回は重賞好走歴のある中京競馬場で仕切り直しの一戦となるだろう。

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