“2大巨星”後継馬の覇権争いはキンカメかなり優勢

2019年08月11日 06:01

 2004年5月30日、ハーツクライ(奥)とのたたき合いを制して日本ダービーを制したキングカメハメハ(手前)

 ディープインパクトを失ったばかりの競馬界に、またも悲しい出来事が起こった。キングカメハメハが9日、繋養先の北海道安平町の社台スタリオンステーションで死んだ。18歳だった。

 2011年から8年連続で種牡馬リーディング1、2位に君臨してきたディープインパクトとキングカメハメハ。この2大巨星が立て続けにこの世を去ったことで、今後はそれぞれの後継争いに注目が集まりそうだ。

 “キンカメ一族”の筆頭格はロードカナロア。初年度に牝馬三冠を達成したアーモンドアイ、そして2年目にG1V2のサートゥルナーリアを世に出したインパクトは大きく、早くも「カナロア時代到来」を感じさせる活躍ぶりを見せている。

 また、芝、ダート、距離を問わず、多種多様な産駒を輩出するルーラーシップや、芝中距離系正統後継とみられるドゥラメンテも重宝されそうだ。

 一方、“ディープ一族”からは、まだ目立った跡取りは現れていない。今年産駒がデビューしたキズナや、今後に続く馬に期待といった現状だ。

 現役、引退後も常に比較され“2番手”に甘んじてきたキンカメだが、2世種牡馬対決では現状、かなり優勢といった状況だ。

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