30日、中山競馬場で行われた1R・2歳未勝利(牝、芝1600m)は、横山典弘騎手騎乗の2番人気サンタフェソレイユ(牝2、美浦・藤沢和雄厩舎)が中団追走から直線外に持ち出し、後方から追い込んだ12番人気カレンナサクラを1.1/4馬身差抑えて優勝した。勝ちタイムは1分35秒8(良)。さらにクビ差の3着には6番人気コスモフライハイが入った。
　勝ったサンタフェソレイユは、父アグネスタキオン、母サンタフェトレイル(その父ノーザンテースト)という血統。半兄に05年セントライト記念(GII)を制したキングストレイル(牡4、美浦・藤沢和雄厩舎、父サンデーサイレンス)、伯母に93年マイルCS(GI)など重賞6勝を挙げたシンコウラブリイなどがいる。前走の2歳新馬(中山・芝1600m)はスタートで出遅れ、マイネディアマンテからクビ差の2着に敗れていた。通算成績2戦1勝。なお、同馬に騎乗していた横山典弘騎手(38、美浦・フリー)は、JRA通算1700勝を達成した。

　中京1R・2歳未勝利(ダート1000m)は、熊沢重文騎手騎乗の6番人気ツカサラッキー(牡2、栗東・田所秀孝厩舎)が先団追走から、直線逃げ粘る1番人気テイエムシップウを1/2馬身差交わして優勝した。勝ちタイムは1分00秒6(良)。さらにクビ差の3着には4番人気シンデレラマンが入った。
　勝ったツカサラッキーは、父デザートストーリー、母エイシンハピネス(その父ノーザンテースト)という血統。半姉に97年秋華賞(GI)で3着に入ったエイシンカチータ(父バンブーアトラス)がいる。05年オータムセールにて350万円で落札されていた。8月のデビュー戦では12着に大敗したが、その後の2戦は5、3着と堅実な走りを見せていた。通算成績4戦1勝。

　中京2R・2歳未勝利(牝、芝1200m)は、船曳文士騎手騎乗の9番人気(単勝13,440円)ヴィンテージライン(牝2、栗東・加用正厩舎)が後方追走から直線追い込んで、2番人気エイワンキセキを1.1/2馬身差交わして優勝した。勝ちタイムは1分09秒7(良)。さらにハナ差の3着には3番人気マヤノラヴィーナが入った。なお、1番人気のハニーダンサーは5着に敗れた。
　勝ったヴィンテージラインは、父メイショウドトウ、母はスプリングコート(その父トニービン)という血統。伯父に93、94スプリンターズS(GI)など重賞5勝のサクラバクシンオーがいる。6月のデビュー戦は殿負け、2戦目となった前走の未勝利戦も8着に敗れていた。通算成績3戦1勝。