凱旋門賞、ディープインパクト敗れる

2006年10月02日 00:01

 現地時間10月1日、仏・ロンシャン競馬場で行われた凱旋門賞(仏G1・芝2400m)に出走した武豊騎手騎乗のディープインパクト(牡4、日本・池江泰郎厩舎)は、スタート直後から好位の外目を追走。4角入り口から進出を開始すると、直線半ばでは一旦先頭に立つも、中団追走のレイルリンク Rail Link、最後方で脚を溜めていたプライド Prideとの叩き合いに敗れ、3着に終わった。

 勝ったのは、S.パスキエ騎手騎乗のレイルリンク Rail Link(牡3、仏・A.ファーブル厩舎)。直線残り100mでディープインパクトを競り落とすと、追い込んだプライド Prideをクビ差抑えて快勝した。勝ちタイムは2分26秒30(良)。戦前にディープインパクトとともに3強を形成した昨年の覇者ハリケーンラン Hurricane Runは4着、シロッコ Shiroccoは最下位8着に敗れた。

 勝ったレイルリンクは、父Dansili、母Docklands(その父Theatrical)という血統の英国産馬。半兄にチェルシーマナー Chelsea Manor(父Grand Lodge、メゾンラフィット杯-仏G3)がいる。06年4月のデビュー戦は内ラチに突っ込み競走中止。3戦目のメイドン(未勝利)で勝ち上がると、続くリス賞(仏G3)で重賞初制覇。さらに凱旋門賞と同コースで行われた7月のパリ大賞典(仏G1)でG1奪取を飾った。秋は過去10年の凱旋門賞で8頭の勝ち馬を出しているニエル賞(仏G2)で始動。ここを半馬身差で制し、凱旋門賞に挑んでいた。デビュー3戦目からの5連勝で、通算成績7戦5勝。

 鞍上のS.パスキエ騎手は凱旋門賞初制覇。管理する仏・A.ファーブル調教師は、昨年のハリケーンランに続く連覇で、歴代最多の通算7勝目となった。

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