【万哲の馬場予報】セントウルS(阪神芝)「前有利が定石のレース、焦点は逃げ争い」

2019年09月07日 19:15

1分7秒台の高速決着は確実か

 毎週欠かさず馬場に関する情報を収集し、自身の予想に反映させるというスポーツニッポンの“万哲”こと小田哲也記者が、“予想に役立つ馬場情報”をコンセプトに、重賞が開催されるコースについて、当週の降水量・前日のレース結果等を踏まえた主観的意見から、よりライブな馬場状態を解説する。

【セントウルS(阪神の芝傾向)】

 同じく開幕週の阪神も土曜は良馬場で開催。こちらも芝状態は素晴らしい。そして、こちらも中山同様に先行&好位勢が活躍した。

 土曜の芝競走は、6鞍施行。勝ち馬の最終4コーナーの位置は「1番手、4番手、3番手、4番手、4番手、8番手」。中団からの差しが届いたのは外回り1600mで行われた最終12R・1勝クラスだけ。勝ったヴァンドギャルドは単勝1・4倍の断然人気で、位置取りに関係なく底力でねじ伏せた印象。

 勝ち時計1分33秒2は中山ほどの高速馬場ではない印象だが、レース前半3F34秒6〜後半3F34秒0とスローに近い流れでやむを得まい。外回り1600mの結果を、セントウルSが行われる内回り1200mに直結させるのはさすがに無理がある。

 土曜は芝1200mが1鞍もなかったが、内回り1400mは2鞍あった。ルガーサントが逃げ切った1R・2歳未勝利戦は典型的に完全に前主導だった。

 セントウルSは過去10年、逃げ切り3回を含めて「最終4コーナー4番手以内」にいた馬の優勝が8頭。4コーナー7番手以下の馬の優勝はない。前有利が定石。

 阪神は雨の心配もなく、1分7秒台の高速決着は確実。競り合いさえなければ先行勢がまず残るが、逃げ候補が何頭かいる点は少々気になる。

新着ニュース

ニュースを探す

ご意見・ご要望

本サービスはより高機能なサービスの提供なども検討しております。お気づきの点がございましたらお気軽に下記フォームよりご意見をお願いいたします。

  • ご意見をご記入ください。

頂いたご意見には必ずスタッフが目を通します。個々のご意見に回答できかねますことを予めご了承ください。
また、連続して複数送信されると、受付できないことがあります。予めご了承ください。