5日、大井競馬場で行われた東京記念(3歳上、南関東G2・ダート2400m、1着賞金3000万円)は、今野忠成騎手騎乗の3番人気マズルブラスト(牡4、船橋・川島正行厩舎)が道中2番手から直線入り口で先頭に立つと、外を追い込んだ1番人気ボンネビルレコードに5馬身差をつけて圧勝。重賞初制覇を飾った。勝ちタイムは2分34秒0(不良)。さらに9馬身差の3着には2番人気エイシンチャンプが入った。
勝ったマズルブラストは、父ホワイトマズル、母はJRA・4勝のセーヌリバー(その父ノーリュート)という血統。従姉に95、96年の札幌スプリントS(GIII)を連覇したノーブルグラスがいる。04年11月のデビューから2連勝を飾ると、重賞初挑戦となった05年ブルーバードCでも2着。シーチャリオットが制した羽田盃、東京ダービー(共に南関東G1)では、いずれも3着に入った。年が明けてもマイル前後のレースで安定した成績を残し、前走のデイリースポーツ賞では6馬身差をつけて圧勝していた。通算成績19戦7勝(重賞1勝)。