好時計で快勝のフランケル産駒クォドリラテラルが千ギニー前売り1番人気に浮上

2019年09月23日 12:10

 20日(金曜日)に英国のニューベリーで行われた2歳牝馬による条件戦(芝7F)を、フランケル産駒のクォドリラテラル(牝2)が9馬身差で圧勝。ブックメーカー各社は一斉に、来年5月3日ニューマーケットで行われる牝馬3冠初戦のG1千ギニー(芝8F)に向けた前売りで、同馬を1番人気(オッズ11〜13倍)に浮上させている。

 クォドリラテラルは、カリッド・アブドゥーラ殿下の競馬組織ジャドモントによる自家生産馬。母の8歳年上の姉に、G2デルマーH(芝8F)など3つの重賞を制したスリーヴァレイズがいるファミリーの出身だ。

 ロジャー・チャールトン厩舎から8月16日にニューバリーで行われたメイドン(芝7F)でデビューし、ここをクビ差で制して参戦したのが、20日の条件戦だった。

 7頭立てとなった中、ジェイソン・ワトソンが騎乗したクォドリラテラルは、道中は最後方を追走。残り3F標識の手前で馬群の外に持ち出して追い込み、残り300mで先頭に立つと、最後は後続に9馬身差をつける圧勝。勝ち時計の1分24秒32は、直前に行われた古馬の準重賞(芝7F)より0.04秒速いものだった。

 千ギニーの前売り市場は、15日にカラで行われたG1モイグレアスタッドS(芝7F)を制したラヴ(牝2、父ガリレオ)がリードしていたが、これを2番人気(15〜17倍)に押しやり、クォドリラテラルがマーケットリーダーとなっている。

(文:合田直弘)

新着ニュース

ニュースを探す

ご意見・ご要望

本サービスはより高機能なサービスの提供なども検討しております。お気づきの点がございましたらお気軽に下記フォームよりご意見をお願いいたします。

  • ご意見をご記入ください。

頂いたご意見には必ずスタッフが目を通します。個々のご意見に回答できかねますことを予めご了承ください。
また、連続して複数送信されると、受付できないことがあります。予めご了承ください。