8日、東京競馬場で行われた5R・2歳新馬(芝1400m)は、後藤浩輝騎手騎乗の2番人気マイネルシーガル(牡2、美浦・国枝栄厩舎)が中団追走から直線一気に伸びると、5番人気ドリームウィンに3馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは1分23秒3(良)。さらに3馬身差の3着には1番人気サクラプレジャーが入った。
勝ったマイネルシーガルは、父が新種牡馬ゼンノエルシド、母エイシンアイノウタ(その父サンデーサイレンス)という血統。半姉に今年のフィリーズレビュー(GII)で3着だったエイシンアモーレ(牝3、栗東・瀬戸口勉厩舎、父エイシンワシントン)、叔母に05年チューリップ賞(GIII)の勝ち馬エイシンテンダー(牝4、栗東・武邦彦厩舎)がいる。04年北海道市場オータムセール当歳にて610万円で落札されていた。なお、ゼンノエルシド産駒はJRA初勝利となった。
新種牡馬ゼンノエルシドは、父Caerleon、母が85年チェヴァリーパークS(英G1)を制したエンブラ(その父Dominion)という血統の愛国産馬。現在はビッグレッドファームにて供用されている。初年度の種付け頭数は66頭で、地方ではすでに3頭の産駒が勝ち上がっている。