マイケル・ディー騎手を背にするスズカデヴィアス(写真左)と、英国馬ミラージュダンサー(写真右、撮影:Darryl Sherer)
10月9日朝オーストラリアのウェリビー国際検疫所にて、10月12日にコーフィールド競馬場で行われるG1・コーフィールドSに出走予定のスズカデヴィアスが最終追い切りを行なった。
オーストラリアでコンビを組むマイケル・ディー騎手を背に、芝コースでコーフィールドCに出走予定の英国馬ミラージュダンサーと併せ馬。
スズカデヴィアスはミラージュダンサーの2馬身後方から追走、直線で並びかけて半馬身遅れてのゴールながら、時計は5F62.7ラスト1Fを11.7としっかりと出しながらも余力を残した追い切りとなった。
鞍上のマイケル・ディー騎手は「とてもリラックスしていて、折り合いのつく馬なので乗り易いです。競馬の前に二回跨る事が出来たのは大きなプラスになると思います。本番に向けてこの馬の特徴をしっかりと理解して、自分との相性の良さも確認出来ました。馬体もとてもよく、乗っての感触も元気一杯で、オーストラリアに着いてから状態が上がって来ているのは自信に繋がります。そして今朝は橋田先生とも初めてお会いする事が出来ました。この素晴らしい機会を与えてくださった事に改めて感謝しています」とコメント。
土曜日のコーフィールドSの出走馬も決まり、スズカデヴィアスは絶好の3枠からのスタートとなったが、コックスプレートでリスグラシューと並んで一番人気に推されているアヴィリオスや、前走のG1・アンダーウッドSで見事な復活を遂げたブラックハートバート、コックスプレートの有力馬の一頭であるホームズマンなど11頭の出走馬中9頭がG1馬という骨太なメンバーが集まった。
メルボルンのスプリングカーニバルの日本馬一番手としてスズカデヴィアスが出走する。
今後を占う上で非常に重要なレースは10月12日現地時間午後3時50分発走予定。
(取材:川上鉱介)